わたしたちの平成カルチャー
キャンパスで“平成女児“グッズのリアルを調査!
使い捨てカメラにY2Kファッション…近年、少し昔のカルチャー人気が盛り上がりを見せています。そんななか、注目を集める“平成女児“ブームをご存知でしょうか。それは1990年代後半〜2000年代前半にかけて小中学生時代を過ごした女性たちが、当時夢中になったグッズやファッションなどを“懐かしい“と感じ、再び楽しむ現象のこと。その波は甲南女子大生にも広がっているようです。
今回は、大学内で見かけた“平成グッズを愛する”皆さんにインタビュー。“平成女児“アイテムの魅力を語ってもらい、“平成”がZ世代の心を捉える理由を探っていきます。続々登場する懐かしのアイテムたち。あなたはいくつわかりますか?
M.M.さん&Y.M.さんの平成推し【シール帳】
———お2人がシール帳にハマったきっかけは?
M.M.さん:元々シール帳は小学生のころ流行ってて、友だちの家に集まってはよく交換していました。再ブームしてると聞き、やりたかったけど交換できる相手がいないとおもしろくないよな〜と踏み出せずにいたら、Yさんがやろう!って言ってくれて。一緒に買いに行きました。
Y.M.さん:私は小学生のころ、シールは集めてたんですけど友だちと交換した記憶はなくて。また流行ってるって聞いて、実家に残っていた当時のシール帳を引っ張り出してきました。今では、シール集めが生活の一部といってもいいくらい。人気のシールは発売日当日に並ばないと買えないので、SNSで情報をチェックして朝イチで整理券をもらいに行くことも多いです。コラボカフェにもよく行きますし、明日も抽選で当たったメゾピアノのポップアップに行く予定です。
———こうやってみると貼り方にも個性がありますね。
Y.M.さん:私はきっちりしたい性格で。シールを貼る用のピンセットも100均で買いました。
M.M.さん:破れやすい素材のものもあるので、シール帳には貼らずにそのまま持つこともあります。
———学校でシール交換をすることもありますか?
Y.M.さん:毎日は持ち歩いていないんですけど、日程を決めて持ち寄りますね。持っているのをお互い全部出して、じゃあこれ!ってお願いして、それぞれ交換する感じです。
———これは交換したくない!と揉めたりはしませんか?
M.M.さん:渡せないのはもちろんありますよ(笑)。でも事前に「これはあげられないんだ!」とはっきり伝えておきますかね。それぞれレア度も違うので、もらう方もレートには気をつかいます。過去にだれからもらったシールかとかも覚えてますよ。これとこれはYさんにもらったよね?思い出深い
———今、平成ブームが来てるなとは感じますか?
M.M.さん:そうですね。懐かしい!って思うようなキャラのグッズがすごく豊富に出ているので。当時テレビで見てた「プリキュア」も、昔のおもちゃがリバイバルで販売してたりするんですよ。でも、どんどん懐かしいものが出てくるので、もう金欠状態です(笑)。
———小中学生のころは、どんなテレビを見ていましたか?
M.M.さん:「ポケモン」とか「VS嵐」をよく見てましたね。
Y.M.さん:あとは「マルモ(のおきて)」! 私たち、芦田愛菜ちゃんと同い年なんです。家でめっちゃ踊ってましたね。
M.M.さん:芦田愛菜ちゃんは「ジュエルペット」でも主題歌を歌ったり、声優をしていたんです。私は「ジュエルペット」に出てくる赤城緑というキャラが大好きで、彼が人生で初めてのリアコです。日課のように毎朝見てましたし、夢に何回も出てきてたぐらい好きでした。そう考えると小さい時からハマったらとことんってタイプだったのかも(笑)。
———最後に、そこまでハマってしまうシール帳の魅力ってなんでしょう?
M.M.さん:自分の「好き!」「かわいい!」と思うものを一覧できる形でコレクションできるのは楽しいですね。でも、単に集めるだけじゃなくて、やっぱり友達と交換するのがシール帳の醍醐味!今はYさんと交換することがほとんどなので、本当はもっといろんな人とシール交換したいんです。学内でシール帳やってる子を探してます!
最後に、実際にシール交換をしてるところも撮影させていただきました。
M.F.さんの平成推し【たまごっち】
———今日持ってきていただいた平成グッズを見せてください。
M.F.さん:これが私の“幸せボックス“です(笑)。ガチャガチャで手に入れたものが9割で、ほかには100均のコラボ商品や、お菓子についてるおまけでゲットしたものもあります。中にはずっと探してたけど見つけられなくて、再販のタイミングで友だちに「あったよ!」って連絡をもらって、その場で友達に「代わりに4回ひいて!」ってお願いしたものもあります。
———このなかで、特に好きなキャラはなんですか?
M.F.さん:たまごっちですね。なかでも推しはめめっちです。この一番最初のカプセルトイは、今人気で新しいのもなかなか手に入らないんです。グッズを買うほかに、ネイルも好きなのでジェルでくちぱっちとめめっちを作ったこともあります。
———たまごっちが流行った当時から好きだったんですか?
M.F.さん:小学2〜3年の時にたまごっちのおもちゃはすごい遊んでたんですけど、学校があるのでなかなかマメにお世話できなくて。一度離れていたのが今になって再燃しました。懐かしい〜!って。小学生の時は腕時計型の電池式だったのが、今はType-Cの充電式だったりして進化を感じます。
———グッズはガチャガチャで手に入れることが多いんですね。
M.F.さん:元々一番くじやガチャガチャみたいな、ランダムに出てくるものが好きで。なにが出るかわからないワクワクが楽しいんですよね。それに、ガチャガチャは見かけたらその時にやっとかないと、次来た時にあるかわからない。絶対今やらな!という気になるんです。この2〜3年でガチャガチャブームが起きて、お店もどんどん増えたし、同じように好きな友達が増えたので、より楽しめるようになりました。
———お友達同士でも平成グッズの話をしたりするんですか?
M.F.さん:バイト先の同級生が同じくらい平成グッズのガチャガチャが好きで。グループLINEで「次〇〇の新作が出るので狙っています。これ見かけたら教えてください!」と共有することで、情報交換しています。さっき話したみたいにお互いに「見つけたよ〜!」って連絡が来たら「何回、回して!」ってお願いするんです(笑)。
———そこまでハマるきっかけはなんだったんですか?
M.F.さん:大学生になって、バイトができるようになったのが大きいです。平成キャラが流行った当時は小学生。なにか買うとしてもお小遣いの範囲か、月に1回おばあちゃんにおねだりして一回やらせてもらうぐらい。だから自分でお金を稼げるようになって、狙ってるものが出るまで何回も回せるのが、最高に嬉しくて。集めだしたら歯止めが効かなくなっちゃって、今や「ガチャガチャ屋さん」ってあだ名で呼ばれることもあるぐらいです(笑)
あとは、サプライズで友だちにちょっとしたプレゼントするのが好きなんです。なんでもない時にあげて、びっくりして喜んでくれる顔を見るのがうれしくて。ガチャガチャってライトな贈り物としてちょうど良いんですよね。友だちの推しは把握しているので、見かけたら回しとこってなります。
———ガチャガチャの中でも特に平成のキャラに魅力を感じるのはなぜですか?
M.F.さん:実は平成に流行った当時は特別好きだったわけではなく、今になってみた時に「これあったな!」って思い出して好きになるみたいなパターンも多いんです。アフロ犬とかたれぱんだとか、一期一会とか。文房具屋さんでよく見かけたり、友だちが持っていたり、身近にあったものばかりで。それをみんなと一緒に「きゃー!懐かしい〜!」って盛り上がれるのが魅力なんだと思います。
———小学生だった時に買ったものを、今でも使っていたりするんですか?
M.F.さん:そうですね、私はそれを「ヴィンテージ」って言ってるんですけど(笑)。これは当時使っていたヴィンテージの鏡です。
M.F.さん:元々、昔使っていたものをずっと置いておくタイプで、それを掘り起こして使うのが好きなんです。当時の落書きが残ってたり、ときめくんですよね。思い出が詰まっててグッとくるというか。もう、とにかく懐かしいものが好きなんで、缶蹴りとかもみんなとしたいです(笑)
———ほかに平成グッズは持っていますか?
M.F.さん:実は、この前ローラーシューズを買ったんですよ!昔流行ってたあれ、小さい車輪がついててローラースケートみたいに滑れる靴。やりたい!ってなって。車輪が取り外しできるタイプのを2,000円ぐらいで。手に入れた時は自慢したすぎて、大学に履いてきました。そこの坂をローラーシューズで駆け降りると、めっちゃ気持ち良いんですよ〜!おすすめです!(笑)
Y.N.さんの平成推し【アイカツ・プリパラ】
Y.N.さん:プリパラは小学3年生でハマってからずっと変わらず大好き。両親には、ほとんど毎週のようにゲーセンへ連れていってもらってました。当時は、大好きでも限られたお金と時間の中で楽しむしかなかったのが、今はバイトで貯めたお金を自由に使えるのがうれしくて。好きなだけ愛でることができるのは今しかない!と、月に4万ほどはプリパラに使ってます。今年はプリパラ10周年というお祝いの年。アイカツとプリパラがコラボした記念の映画もやっていたりグッズの供給がたくさんあったりと、まさに課金のしどきなんです!映画は目当ての特典欲しさに12回観に行きました(笑)
小学生の時に流行ったものだから、やっぱりまわりにも同じように好きな子がけっこういて、お揃いのアイカツのクリアファイルを持ってたり、インスタのストーリーズで同じ映画を見たってあげてたりしますね。この前の大学祭では映画の曲が流れていて、ファンの多さにびっくりしました!
T.N.さん(子ども学科3年)の平成推し【シール】
T.Nさん:うちの学科ではシール帳が大流行中。持ってこなかったら、なんで持ってきてないん!?ってつっこまれるぐらい(笑)。私はもともとコレクター気質があったので見事にハマりました。空き時間にコモンルームで集まる時は、とりあえずみんなシール帳を机に広げておいて、そのまま雑談してます。おしゃべりしながら「あ、これ交換しよや」ってやるのが毎週ですね。シール帳の良いところは、貼ったら全部一気に見返せるところ。友だちにも見て!ってお互いのものを見せ合いやすいのがいいんですよね。今は保育士と幼稚園教諭と学芸員の資格を取ろうとしているんですが、保育士の実習中にもシールを使う場面がありました。幼稚園の子どもたちはお手紙にラブブのシールを貼ってきていて、令和だな〜って思いました(笑)。
T.Nさん:あともうひとつハマっているのがプロフ帳。シール帳と一緒に買ったんですが、やってる人は少数です。まわりのいろんな人に書いてもらってます。たとえば“好きな人がいる“の欄にチェックを入れてる子がいたら、それがきっかけで恋愛トークができたりして楽しいんですよ。
[シーソー]って?
遊びが学びに、学びが遊びに。
いま、あなたの目に映る何か。
あなたの心をどうしようもなく惹きつけている何か。
角度を変えれば、遊びが新しい学びに、学びがとびきりの遊びになる。
私の近くの、私の中の、日常の些細なことが、未来を作る。
[シーソー]は、そのことに気づくきっかけになりたい。
キャンパスマガジン[シーソー]、はじまります。